アメリカで、フルタイム主婦

ふつーな主婦が送る、カリフォルニアでのチャレンジな日々。

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驚きのもったいない文化

先日のエントリー「アメリカの鉛筆は最悪」では、ただ鉛筆への不満を
ぶちまけただけのつもりだったのに、何人かの方々とコメントをやり取り
するうちに、アメリカでの文化・価値観について奥の深い話に発展してきた。
それについてはここでは触れないけれど(良かったらコメント見てください)、
今日はそういうコメントのやり取りから思い出した私の驚きの体験話をしよう。

アメリカは、はっきり言って「使い捨て」の文化だ。
思いっきり潔くモノを捨てる。
バーベキューをすれば、紙皿、紙コップ、プラスティックのフォークや
スプーン、ペーパーナプキンなどなど、大量のゴミがでる。
モールのフードコートなどでも、ゴミ箱には食べ残しはもちろんのこと、
飲みかけのドリンクもそのままポイ。日本だと、最近はゴミ箱の隣に
小さなシンクがあって、液体と氷はちゃんと各自で流してから捨てるのが
エチケットのようだが。

学校での鉛筆を削る仕事の時も、先生からは
「このくらい短くなった鉛筆は捨てて頂戴」と言われているのだが、
このくらい、は私にとってはまだまだ現役の長さだ。
さらに先生は「消しゴムが無くなった鉛筆も捨てていいわ」と言う。
学校で使う鉛筆には消しゴムが付いているのだが、生徒は字を消す時には
普通の消しゴムではなく、鉛筆の消しゴムを使うように指導されているようなのだ。
これも私には理解不能。鉛筆に付いている消しゴムなんて、大して良く消えないし、
第一消しゴムが無くなったらその時点でどんな鉛筆もポイ、なんて日本だったら
もったいないお化けが激怒する。

だが、そんなことではいちいち驚いていられない世界に身を置いている私でも、
こればっかりはさすがに仰天したということがある。

あれは娘が3歳の頃。当時彼女はあるプリスクールに通っていたのだが、
ある朝、私はいつものように娘を連れて教室に入った。
その日はいつもと違い、教室の真ん中に室内用のお砂場が設置されていた。
室内用の砂場ってどんなものかというと、ちょっとしたテーブルくらいの面積
で、それが15センチくらいの深さの箱になっていて、子供が立ったまま遊ぶのにちょうどいい高さの足が付いているものだ。(分かりにくくてごめんなさい)

そしてその中には普通、トイザラスなどで売っている砂遊び用の砂を入れるのだが、その日私が見た砂は、どうも普通の砂ではないみたい。
色は白っぽくて砂のようなのだが、一粒一粒がやけに大きい。
何だろう?と思って近くに寄ってみた私は、一瞬息が止まりそうになった。

子供たちが砂の代わりに遊んでいたのは、なんとお米だったのだ!
お米!お米!お米だよ?あの、日本人の大切な主食であるお米・・・!
いや、厳密にいうとそれは日本のお米ではなくて、タイ米のような細長いお米だった。
タイ米は、確かに日本のお米よりはずっと安く買えるみたいなんだけど、
それにしたって誰かが汗水たらして働いて収穫したお米には違いない。
それを、子供たちは何の疑問も持たずにスコップですくってバケツに入れたり
手でかき混ぜたりしている。当然床の上にもこぼれたお米が散らばっていて、
子供たちはその上を土足で踏みしめ、歩き散らしているのだ。

私は言葉を失った。
だが心の中で、これはやっぱり日本人としては先生に抗議したほうがいいのか、
だけどたとえ言葉を尽くして言ってみたところでアメリカ人の先生にはきっと
何も伝わらないに違いないとか、でも日本人として黙っていてはいけないとか、
ものすごい葛藤があった。
でも結局私にできたのは、逃げるように早足でその場を立ち去ることだけだった。
この出来事は非常にショックで、また何も言えなかった自分に対しても釈然とせず、
今でも思い出すと情けなくなる一件だ。
(もちろん娘には家でよくよく食べ物の大切さを言い聞かせましたが・・・)

その後、娘はいろいろな理由で別のプリスクールに通うようになったのだが
お米の砂遊びを目撃したのは後にも先にもあれっきりだった。
だが、そもそもアメリカではごく気軽に食べ物を使って遊ぶ
たとえば、マカロニに色をつけて糸を通し、ネックレスにするとか。
画用紙に絵を描く代わりにシリアルやレーズンを貼り付けたりとか。
クリスマス時期に見かけるジンジャーブレッドハウス(お菓子で作った
お菓子の家です)だってまさにそうではないか。

こういう世界で子育てをするって本当に難しい。
でも日本人である娘には、やっぱり食べ物の大切さを知って欲しい。
モノを大切にする感覚も身に付けて欲しい。これは大人の私にとっても
時として難しいことではあるのだけれど、それでもやっぱり親である
私がしっかり教えていかなくてはいけないなと改めて感じたのだった。

                                   

ところでアメリカって、食べ物を粗末にする割にはガレージセールとか
困ってる人への寄付とか、そういったリサイクル文化は日本より
発達していると思われる。それがまた不思議。それはそれ、これはこれ、
次元が違うと言ってしまえばそうなのかもしれないけど・・・。

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COMMENT▼

こんにちは!
お米の話 びっくりしました~。お米を粗末にすると目が潰れると言われ 育ちましたからね。。。
でも プリスクールにしてみれば お米は砂よりキレイで 普段と違った感じで遊べるし そんなに高くないから かなり画期的なアイデアだったんでしょうね。
私も食べ物を使ったクラフトはあまり好きではありません。
ポップコーンを使って 雪だるまっていうクラフトもありませんでしたか?

アメリカって食べ物やいろいろな物が安くて 使い捨てしてももったいないと思わないくらいの値段だからこういう社会が成り立つのかな。。

けせらせらさん、こんにちは!
そうそう、プリスクールにしてみればまさにそんな感覚で使っていたんだと思います。ポップコーンの雪だるまは知りませんでした。いろいろあるのね・・・。にしても。消費→購買→生産→産業の発展、みたいな構図でそれもヨシとされてるんでしょうかね?複雑です。

うーん、本当にいろいろなことがあるのですね。複雑ですね。私も20年ほど前にアメリカ留学していたのですが、そのころ米は家畜のえさと考えられていて、日本の主食は米だというと、それをねたにかなりからかわれました。でも今や日本の「すし」は世界中でhealthy food、高価でおいしい食べ物として有名だし、なのに、米のアメリカでの評価は???
うーん、いろいろと難しいことがあるのですね。

マリーンさん、またまたありがとうございます。
そうですか、お米って家畜の餌だったんですか・・・知りませんでした。
マリーンさんが留学されていた時にも、文化の違いやら何やらでいろいろご苦労があったんでしょうね・・・!本当に、国が違うとこうも価値観が違うなんて、世界は広いです。私もまだまだ未熟者です。

そういえば 大豆も家畜のえさだったんですよね。
いまじゃ 大豆ブームで 枝豆さんも ”Edamame” なんていわれて 結構高く売られてるし 日本の食事って 本当にヘルシーだと思いますね。
でも てんぷら テリヤキチキンだけが 日本食だと思わないでほしいと思うのです。ひじきや わかめや おからなんかも ヘルシーな日本食の一部なんだから。その辺の食べ物も一緒に知ってもらいたいですよね。 

同感同感!お豆腐なんか、最高にお薦めなんだけど。Trader Joe'sでも簡単に手に入るし!でも、聞くところによると生粋の(?)欧米人には、海産物系は匂いでダメな人が結構多いらしいです。例えば、おにぎりに巻く海苔なんて、別に匂いがキツイわけでもなさそうに思えるのに、コンビニおにぎりを開封ただけで「うっ」と思うそうなのです。ホントかなー。
それにしても、少しはアジア人の食生活を見習って痩せた方がいいかもって思う人、いっぱいいますよね。不健康に巨大すぎるというか。余計なお世話だけど・・・。

こんにちは。カリフォルニアに住んでいるソフィアです。
お米の砂遊びとはスゴイですね。でも、私の周りでも、小麦粉を使って粘土を作ったりとか見ますよ。
日本の人も別にもったいないとは思ってないみたいで、へぇ~小麦粉で粘土作れるんだ、今度うちでもやってみようなんて言ってました。これは世代の問題なんですかねー。

ソフィアさん、コメントありがとうございます☆
わたしも何故か、小麦粉粘土は許せます。小さい子が口に入れても安全かなと思うからです。でも、お米はちょっと・・・「どう違うの?」と言われると 非常に困るのですが・・・。なんだか矛盾してますね。

子供に説明する時に、非常に面倒と言うか難しいですよね。
お米はダメなのに、小麦粉はOK
何で?と聞かれると・・・詰まりますよね。
う~ん。

そうですね。同じ食べ物には変わりないのに。
だた、日本人にとってお米というのはやはり特別なものだったと思うのです。
例えば昔の日本は 税金やお給料がお米で換算されていた時代があったりして、お金と同じくらいの価値があったわけですし、農作物のことだから天候に左右されて 飢饉に見舞われたりすると死人も出たりした。そういう政治的な背景もあって 日本人にとってのお米というのは特別に大切なものとして扱われるべき歴史があったと思うんです。なので・・・いきなり「どうして?」と聞かれたら、子供に理解できるように説明するのは難しいことだけど、心の片隅にでも残ってくれるような説明が出来たらいいなとは思っています。ソフィアさんのコメントで、私もなんとなく考えがまとまってきました。どうもありがとう。

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